雇用保険と失業保険の違いとは

雇用保険と失業保険の違い・意味

雇用保険と失業保険の違い
                   

- 概要 -

雇用保険は失業給付や企業の行う雇用の安定、改善、能力開発、雇用福祉事業のことを指すが、失業保険は失業給付のことを指すという違いがある。

- 詳しい解説 -

雇用保険も失業保険も実際は何ら変わりはないが、制度が制定された時期やこの言葉がカバーする範囲が違う。

雇用保険は1974年に制定された雇用に関する保険制度。失業したときに支払われる給付金のことだけではなく、企業が行う雇用の安定、改善、能力開発、雇用福祉事業まで幅広い意味合いで使われている。

それに対して失業保険は、雇用保険という言葉ができる前に合ったもので、この保険だけでは言葉として不十分ということで失業保険が雇用保険という名前に変わったという経緯がある。失業保険は1947年に制定された保険制度で、失業したときに支払われる給付金の事のみを指す。