実刑と執行猶予の違いとは

実刑と執行猶予の違い・意味

実刑と執行猶予の違い
                   

- 概要 -

実刑はすぐに刑務所などに収容されてしまうが、執行猶予の場合はその期間に犯罪を起こさなければ刑務所などに収容されずに済むという違いがある。

- 詳しい解説 -

実刑も執行猶予も犯罪を犯した結果、判決で言い渡されるものだが、その内容が違っている。

実刑のみを下されると、すぐに刑務所などに収容される。また裁判などで実刑を命じられるときは「懲役5年」などと言われ、それが実刑判決ということになる。

それに対して、執行猶予とは刑を執行するまでに猶予を与えるということである。そのため、「懲役3年、執行猶予5年」という判決が下されたら、5年間の間に犯罪を犯さなければ実刑は免れるということになる。だが、執行猶予期間に犯罪を犯してしまった場合は即、実刑となり犯罪を犯した分とすでに言われていた懲役分を合わせて受けなければならない。