熱射病と熱中症の違いとは

熱射病と熱中症の違い・意味

熱射病と熱中症の違い
                   

- 概要 -

熱射病とは体内の温度の上昇などによって意識が薄れる等の症状のことだが、熱中症は「熱」に関する症状全てを表す総称という違いがある。

- 詳しい解説 -

熱射病も熱中症も夏ごろに起こりやすいものだが、示している範囲に違いがある。

熱射病とは体内の温度の上昇などによって意識が薄れてしまう症状のこと。つまり外に出ているときだけではなく、湿度の高い室内でも熱射病にかかることもある。また軽度では意識が薄れるだけだが、重度になってくると完全に意識を失ったり、言動がおかしくなったりもする。

それに対して熱中症とは、「熱」に関する症状全ての総称。その中には熱射病も含まれているが、他に「熱失神」「熱けいれん」「熱疲労」などがある。だが近年、熱中症によっておこる症状を「熱失神」党という呼び方をするのをやめて、「T度」「U度」「V度」という風に表現をすることになり、「熱射病」などの言葉がなくなる可能性もある。