紅一点の語源由来

「紅一点」の語源

大勢の男性の中に女性が一人だけいる状態の事を「紅一点」って言うよね。「紅一点」の語源は、中国に関係しているよ。

昔の中国に、王安石(おうあんせき)という人が作った「柘榴の詩(ざくろのし)」というものがあったんだけど、その中にある「万緑叢中紅一点(ばんりょくそうちゅうこういってん)」という句から生まれたのが「紅一点」という言葉だと言われているんだ。これは春の景色の美しさを詠った詩で「あたり一面の緑の葉の中にたった一輪だけ赤い花が咲いている様子のなんと美しい事でしょう」といった意味なんだ。こうした表現が段々と変化していって、今のような使われ方をするようになったんだね。