ろくでもないの語源由来

「ろくでもない」の語源

「ろくでもない奴」とか「ろくでなし」っていう使い方をする言葉だよね。実際の「ろくでもない」の語源は、「陸」という文字と関係が深いんだ。「陸」という漢字は、「りく」と読むけど呉読みという読み方では「ろく」という発音で読まれるんだよ。それに「陸」というのは海とか空に対して陸地という意味で使われる言葉だけど、これ以外に「正しい」とか「正常」、「曲がっていない」というような意味もあるんだ。つまり「ろくでなし」というのは、「陸でなし」と書いて「正しくない」とか「曲がっている」とかいう意味で使われていた言葉で、それが段々変化していって、今のように「役に立たない」とかいう意味で使われるようになったんだね。