裏銀座の意味 登山用語

裏銀座

裏銀座とは、裏銀座縦走コースのことである。槍ヶ岳を目指す縦走コースは3つあり、表銀座縦走コース(または表銀座コース)、西銀座縦走コース(または西銀座ダイヤモンドコース)がある。

裏銀座縦走コースは、北アルプスの立尾登り口を起点に、烏帽子岳など裏銀座の山々を経て西鎌尾根を経て槍ヶ岳を目指す。裏銀座縦走コースの山々は烏帽子岳、三ッ岳、野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳、樅沢岳そして槍ヶ岳である。烏帽子小屋、野口五郎小屋、水晶小屋、三俣山荘、双六小屋、そして槍ヶ岳山荘があり、登山者は各山小屋に泊まりながら槍ヶ岳を目指す。裏銀座の名称の由来は、表銀座コースと比較すると行程が長く、登山者も少ないことからきている。

表銀座縦走コースは北アルプスの中房温泉を起点に、燕岳、大天井岳を経て槍ヶ岳を目指すコースであり、アルプス銀座とも呼ばれ、中部山岳国立公園内のルートであり、自然を楽しめることもあり、山岳ガイド本等での2泊3日の行程として紹介されていることも多い。

西銀座縦走コースは他の2コースに比べると知名度は低いが、尾根の急登やガレ場などの難所がほとんどないことから、登山初心者向けのルートである。北アルプスの折立登山口を起点に、太郎山、黒部五郎岳などを経て槍ヶ岳へ向かうコースである。