アイスバーンの意味 登山用語

アイスバーン

アイスバーン(ドイツ語:Eisbahn)とは、積雪表面が、好天や雨などで融けた後に蒸発する間もなく、気温が低下すると再び凍結し、氷の表面を作りだす。これが雪上でガリガリの表面を作りだし、アイスバーンと呼ばれる。Eisは「氷」、Bahnは「通路」という意味である。

雪がある場所であればどこでもアイスバーンは形成され、特に陽が長く当たらない場所(日陰など)ではアイスバーンが形成されやすい。雪山登山においては、アイスバーンがある場所では、アックス(ピッケル)やクランポン(アイゼン)が効きにくいので、できるだけ迂回ルートを取るが、スキーの場合は、アイスバーンの上ではエッジを効かせられないのでターンができず滑りやすいが、オリンピックなどの競技スキーでは敢えてアイスバーンがコース上に形成されている。

なお、日本ではアイスバーンは氷板という意味で使われているが、本場のドイツではEisbahnはスケートリンクのことを指す。