営林署の意味 登山用語

営林署

営林署とは、2013年4月1日現在では、森林管理署と名称が変更されている。農林水産省の外部局である林野庁の地方分局で、国有林を含む山林を造林、伐採、保護、など治山業務を担当する現場部門である。

また国有林と地元住民の接点に位置しており、地元経済や産業や地元住民との結合を図りながら、森林管轄を求められている。農林水産省−林野庁−地方支分部局等−森林管理局−森林管理署という組織編成になっており、森林管理局は各ブロック(北海道、東北、関東、中部、近畿中国、九州)に設置されており、各ブロック毎に森林管理署が置かれている。森林管理署は森林の保護、整備だけではなく、水源地の保護活動も行っている。

また、登山道整備を登山を知り尽くしている山岳会と提携して行うこともある。また営利組織による森林開発事業の許可・却下を決定しているのも森林管理署が窓口になっており、特に国有林の場合は、自然保護・生態系保護の観点から厳しい審査がなされるはずであるが、たびたび裁判沙汰になることもある。