エスケープルートの意味 登山用語

エスケープルート

エスケープルート(英語:escape route)とは、山での行動中に不測の事態(悪天候に巻き込まれた、怪我をしてしまった)が起こった場合に、山での行動を中止して下山する必要がある。その時に、どこに行けば最短距離で下山できるか、山小屋へたどりつけるか、など1本だけではなく、数本のエスケープルートを把握しておく必要がある。特に宿泊を伴う縦走の場合は長丁場になるので、事前に把握してシミュレーションをしておくことが大事である。

ただ、必ずしもエスケープルートがあるとは限らず、その場合どう救助を要請するか、ということも考えて置く。特にツアー登山やガイド登山においては、ガイドに任せっきりで、ガイドの後をついていくだけでエスケープルートを把握していない人もいれば、エスケープルートの把握そのものを怠っているツアーもある。万が一の場合、どうしたらいいか分からない状態になるので、自分の身は自分で守る、という気持ちが必要である。