エマージェンシーバッグの意味 登山用語

エマージェンシーバッグ

エマージェンシーバッグとは、非常時に備えて、非常食、医療品などの装備をコンパクトにまとめたものである。エマージェンシーキットなどの名称でアウトドアメーカー各社から装備一式が発売されているが、登山歴が長い人などは、自分で必要なものを揃えて、常時ザックの底に忍ばせている。

また、エマージェンシーと非常食はバッグを分けるのも一案である。エマージェンシーキットを入れるバッグは取り出しやすいバッグであれば、わざわざ赤十字マークが入っているバッグを買う必要もない。肝心の中身は、「薬(常備薬、抗生物質、鎮痛剤など)」「滅菌ガーゼ」「三角巾(骨折した場合に棒で添え木して固定するのに使える)」「湿布」「医療用テープ」「ランプ(ヘッドランプなど)」「予備電池」「ろうそく、ライター(マッチ)」「エマージェンシーシート(低体温時に使える)」「ハサミ」「裁縫キット」「ホイッスル」「万能ナイフ」「ピンセット」「絆創膏(大小)」「ポイズンリムーバー」などである。登山者向けにセルフレスキュー講座が開催されているので、参加しておくのもいいだろう。