エルゾーグの意味 登山用語

エルゾーグ

モーリス・エルゾーグ(Maurice Herzog)は、フランスの登山家・政治家である。ルイス・ラシェナル(Louis Lachenal)とともに、1950年にアンナプルナ(8091m)を無酸素登頂し、人類初の8000m峰登頂を果たしている。

この登山隊は、ナイロン素材のテントやロープを最初にヒマラヤ山脈で使用したことでも知られる。下山途中、悪天候により困難を極め、2人合わせて30本の指を切断するほどのひどい凍傷にかかったという。この時の事を記した登頂期『処女峰アンナプルナ』は世界的なベストセラーになっている。1958年には当時のフランス大統領のもとで青少年スポーツ大臣になり、1966年〜1977年はシャモニー市長を務めている。

色々な噂もあったが、2010年のフランス紙のインタビューで、あと30年時間があったら何をするかと聞かれたとき、宇宙を冒険したいと答えている。2012年、老衰のため93歳で亡くなった。