概念図の意味 登山用語

概念図

概念図とは、簡単な山岳地図のことで、登山コースやその周辺の大まかな地形(山頂、尾根、沢など)や山小屋など登山に必要となる情報を書き込んだもの。登山概念図と言われるほうが一般的である。

登山計画予定の山の管轄県警が登山計画書の提出を呼び掛けているが、この時、概念図も併せて提出することを推奨している。これがあると、遭難時の捜索活動の参考になるからである。概念図は手書きあるいはパソコンを使用して作成できる。手書きの場合での作成方法を挙げていく。基本情報となる地形図と登山地図、トレーシングペーパー、数種類のペンを用意する。

@尾根を書き写す。この時、尾根は太めの線でなぞると後で見た時にパッと目につきやすい。A谷、沢をトレースする。B山頂と標高を書き入れる。目立つ峠などがあればそれも書き加えると良い。C山小屋、テント地、交通機関を記入する。D登山ルートと進行方向に矢印を記入する。(エスケープルート=回り道があればそれも記入しておく。)E方位を入れて完成(基本、地図は北が上になる。)もし1枚の地図で分かりにくい場合は、日程毎に地図を分ける方法もある。