岳人の意味 登山用語

岳人(がくじん)

「岳人」は、1947年に創刊され、東京新聞出版局(中日新聞社東京本社)が発行している月刊誌(毎月15日発売)。『山と溪谷』(山と溪谷社)と並ぶ登山専門誌である。現在では、雑誌に加え、『岳人』というウェブサイトもあるが、雑誌での情報発信をメインにしており、ウェブサイトはおまけ程度で充実していない。

岳人の雑誌は発行時期に合わせた登山情報を提供しており、「夏山「秋山」といった当別臨時増刊号も発行されている。過去の連載企画では、深田久弥の世界百名山の紹介、立松和平の百霊峰巡礼があり、いずれも著者が死亡して、途中で終了している。

『山と渓谷』(通称ヤマケイ)とともに、登山に限らず、トレッキング、クライミング、バックカントリースキー・スノーボード、サイクリング、カヌーなどさまざまなアウトドア分野の雑誌や情報を提供している。一方、岳人には、登山家という意味もあり、山男より気取った意味であるが、実際に登山者のことを岳人と呼ぶ人はいない。