カシミールの意味 登山用語

カシミール

カシミールとは、ダン杉本氏が開発したフリーソフトで、数値地図をパソコン画面上で立体表示できるもの。地図に関するものはすべて国土地理院が発行しており、数値地図もその1つである。

アナログ地図が紙なら、数値地図はデジタル地図である。この数値地図とは、すでに完成されているアナログ地図と新たに追記する情報(地形、土地利用など)をすべて数値化してCD-ROMなどに記憶させたもの。ダン杉本氏が開発したソフトは「カシミール3D」といい、山岳展望解析ソフトともいう。このソフトは国土地理院から刊行されている数値地図をはじめ、様々な地形データや標高データをもとに山岳展望をレンダリングするソフトである。

このソフトは立体的な山岳地図を作りだすので、登山道の把握にも使う事ができ、登山概念図作成にも活用することができる。標高毎に色分けしたり、立体地図の特徴である陰影を調節してより山容が把握できる。また登山コースの設定後、今度は断面図にして標高差などコースの高低差、距離なども見ることができる。これがデジタル地図の特徴である。ただし、地名が全部入っているわけではないので、自分で入力する必要がある。