カラビナの意味 登山用語

カラビナ

カラビナ(ドイツ語:Karabiner/英語:Carabiner)とは、クライミングに使われる道具にひとつである。

確保点(プロテクション)とロープをつなぐ、スリングとハーネスをつなぐ、など連結するために使われる金具である。バネによって開閉できるゲートがついている輪のような形をしたものである。ノーマルゲートと安全環付きゲートとあり、安全環付きゲートは、使用中にゲートが開かないようロックする機能がついている。

カラビナの材質は、アルミ、ジュラルミン、鉄製があり、近年ではアルミ製のものが主流である。カラビナには色々な形があり、O型、D型、HMS型(洋梨型)と三種類あり、O型は左右対称なので厚みのある器具と併用できる。D型は、アルミ製カラビナの中では最も強度が強く、同じ素材の場合であればO型より3倍の強度がある。HMS型(洋梨型)は、ゲート部分の開きが大きいため、太めのケーブルなどを取り付けるのに向いている。カラビナは当初、レスキュー隊が使用していたものを、登山用に改良したものである。