カリマーの意味 登山用語

カリマー

カリマー(Karrimor)とは、1946年、イギリスでチャールズ&メアリー・パーソン夫妻が設立し、もともとサイクルバッグメーカー(自転車用バッグ)であった。カリマー(Karrimor)はCarry more=もっと運べる、という意味からきている。

丈夫で機能的なバッグはクライマーにも評判になり、1957年にこれまでのノウハウを生かして、リュックサック分野へ進出した。ただ単に製造するだけではなく、世界の名だたる登山家や冒険家と共同研究を行い、彼らのニーズやフィードバッグを取りこんだバッグを開発するなど、革新的な製品を世に出していった。カリマーのバッグは名だたる登山家や探検家、登山隊に採用されることが多い。

1957年に一本締めタイプの背嚢型「ピナクル」というザックを開発し、現在につづく、カリマーアタックザックの原型になっている。登山家の名前を冠したザックを発売しており、登山家や冒険家たちと共同開発・サポート・フィードバッグを取り込むなどの、カリマーの姿勢は、ただ単なるアウトドアブランドではなく、アルピニズムそのものであると言われている。カリマーが生み出す製品は、今日も、世界各地に一緒に旅している。