アイソレーションエリアの意味 登山用語

アイソレーションエリア

アイソレーションエリア(英語:isolation area)とは、クライミングの競技会(大会またはコンペティションともいう)においては、登る順番が後の人ほど、先に登った人のルートを見ることで、ルートを前もって組み立てることが可能になってしまうため、公正を期すために、選手全員はアイソレーションエリアという隔離室に隔離され、1人ずつ登るという方式が採用されている。

選手全員は事前にクライミング用ウォールを下見することはできず、競技開始直前に全員でウォールの前に通され、限られた時間制限の中で下見を行う。その後は再びアイソレーションエリアに戻って順番が来るまで待機することになる。アイソレーションエリアには、ウォームアップ用ウォールやストレッチができる場所が設けられており待機中に体を動かせるようになっている。ほとんどの競技会では決戦にすすむと、「オンサイト(初見)」というルールが適用されることがあるので、予選と決戦のルールが異なる場合もあるので事前にきちんと把握しておくといい。