ギアスリングの意味 登山用語

ギアスリング

ギアスリングとは、クライミングに必要なギアを掛けておく紐状のもので、ショルダータイプと腰タイプと2種類ある。

ショルダータイプにはザックのように背当てがついていて両肩で背負うもので、ギアを掛ける紐は脇下にくるものである。あるいは、肩にかけるタイプで、一本になっており、肩当て部分がついていてたすきがけのように身につけるものである。2本揃えて両肩にたすきがけする方法がある。

腰タイプのものは、ウエスト周りに装着できるようになっており、サポーターがついていて、腰回りにギアを掛けるようになっている。クライミングで必要となるギアは、ロープ、スリング、ハーネス、ビレイデバイス(ATC、グリグリ)、安全環付カラビナ、クイックドロー、カミングデバイス、ナッツ、ナッツキー、ATCガイド(オートロックビレイデバイス)、ヘルメットなどである。左右に重量が偏るとバランスが取れないので、均等に振り分け、採りやすい位置に設置する。

なお、ギアスリングはギアラックとも呼ばれる。ちなみに、ギアスリングを装着するのはロープを使ったクライミングであり、フリークライミングやボルダリングでは必要としない。