キョンの意味 登山用語

キョン

キョンとは、クライミングにおけるムーブのひとつであり、キョンとはニックネームでもある。世界ではドロップニー(Drop knee)またはバックステップ(Back step)と呼ばれている。

なぜ日本では「キョン」と呼ばれているかと言うと、ギャグマンガ「ガキデカ」に出てくるギャグ、八丈島のキョンのポーズが似ていた、ことに由来しており、現在ではキョンで通用してしまっている。(海外でクライミングする時にはキョンと言っても通じないので注意。)キョン(ドロップニー)のスタイルは、片足の膝を内側に曲げて、下半身を固定させることでバランスを取るものである。出す手と同じ側の足でキョン(ドロップニー)をするのが基本であり、キョンが決まっていると、体が壁に近くなるので、遠くにホールドを取りに行くことができる。この方法は安定感が出るが、膝や足首をひねるような動作をするため、故障しやすくなるため、多用することは避ける。