キルティングの意味 登山用語

キルティング

キルティングとは、2枚の布の間に、綿、芯、羽毛などの素材を入れて挟み、ランニングステッチ(刺し縫い)で固定させる手芸方法である。

ウィンター用のアウトドア・アウターでは、キルティングで縫製されているものがほとんどである。特に、冬用のアウターでは通常は内側に羽毛(タウン)が使用されているので、キルティングを施すことで、アウター内のダウンの片寄を最小限に抑えることで、保温効果が期待できるのである。また、布を固定することで丈夫になり機能性がでてくるのである。

なおランニングステッチ(刺し縫い)の形は、十字型、縦のひし形などの、などのさまざまなソーイングパターンがある。実際に、アウドトアアウターにキルティングが施されるようになったのは、2003年にダウンジャケットが発売されたころからであり、現在ではアウトドア・アウターに限らず、タウンユースのダウンジャケットもスクエア型に裁縫されるなど、登山以外の分野で一般化した。