グラウンドフォールの意味 登山用語

グラウンドフォール

グラウンドフォール(ground fall)とは、クライミング用語のひとつで、地上へ墜落することである。「グランドする」という言い方をする。怪我ですめばまだいいが、最悪の場合は死亡することもある。

なお、グランドフォールと書いている人がいるが、これだとgrand fall=偉大な墜落という意味になるので、間違えないよう注意する。正しくはグラウンドフォールである。フリークライミングの場合、命綱としてのロープは装着するが、基本、自分の手足で登ることになるので、バランスを崩すとたちまちグランドしてしまう。

フリークライマーはヘルメットを装着していない人も多く、ロープの重心は下半身にあり、また人間の体で一番重いのは頭であり、頭から落ちることが多い。その際に岩壁などに頭をぶつけたりすると命を落とす可能性が高くなる。自分は大丈夫と思わず、ヘルメットを装着していれば100%安全というわけではないが、頭を打ったとしても衝撃から守れることもある。