クラシックルートの意味 登山用語

クラシックルート

クラシックルートとは、古くに開拓され現在でも使われていて定番となっている登山道のことである。日本を代表するクラシックルートとは槍ヶ岳の北鎌尾根のことであり、主にアルプスにクラシックルート登山道が集中しているが、何もアルプスだけには限らない。

富士山でクラシックルートといえば、浅間神社がある富士吉田口からの登山道であり、エベレストのクラシックルートといえばネパールのエベレスト街道であり、ヨーロッパアルプスのツェルマットのクラシックルートとなればオートルートである。ここまでかくと、あらためてクラシックルートの意味を再確認することができる。有名な山岳だけではなく、地元の山であっても定番のルートであればクラシックルートという。

なお、このクラシックルートと並行して使われる言葉に「バリエーションルート」がある。こちらはクラシックルートから外れた登山道のことで、登山道として整備されていないだけではなく、難易度が高くクライミングなどがある登攀ルートのことをさしている。