クラックの意味 登山用語

クラック

クラックとは、ひびわれの意味であり、山においては岩壁の割れ目または裂け目のことをさし、体が入らないほどの幅である。登山ルートにおいてクラックが含まれるルート(岩登り)のこともある。

岩登りは技術が必要なので、ステップアップで技術を習得していくことが望まれる。岩登りの初歩として、まず基本的な練習をした後、八ヶ岳小同心、前穂北尾根、北穂東稜などが挙げられることが多い。冬山では登山靴にアイゼンを装用して、夏山では登山靴からクライミングシューズに履き替えてその場所を登る。フリークライミングにおいては、岩の割れ目をクラックとひとくくりで表わし、その中で、スクイーズ(体がぴったり入る)、オフウィズス(こぶし以上〜体半分まで)などと更に岩の割れ目の幅で再分化されている。

なお、フリークライミングとはクライミングの一種で、ハーケン(くさび)などの道具を使わない岩登りである。登るための道具は使わないが、落下防止のためロープやハーネスは見に付け、専用のクライミングシューズと滑り止めのチョークは使う。