軽アイゼンの意味 登山用語

軽アイゼン

軽アイゼンとは、爪(スパイク)が4本・6本・8本のアイゼンのことを呼び、それぞれのアイゼンに適した山は、4本のアイゼンは夏期の雪渓や凍結した簡単な登山道、6本のアイゼンは冬の低山、8本のアイゼンは冬山の1500m〜森林限界以下と、大まかに分けられる。

ただし4本爪のアイゼンは土踏まず部分に装着することから、安定感が悪く、また用途もかなり限定されてくるので、軽アイゼンをそろえる場合には、6本爪がよい。とくに、初冬の登山は天気予報は晴れでも水分が残っていれば登山道は凍っている可能性もあり、春先は残雪があり、雪の状態によっては、アイゼンを履いたほうが良い場合もあるので、アイゼンを持ち歩くといい。

また、アイゼンの爪は鋭いので、そのままザック等に入れると、ザックが破れたり、手を突っ込んだ時に怪我するおそれがあるので、アイゼン専用の袋に入れるといい。軽アイゼンの歩き方は、つま先に重点を置き、足が着地面と並行になるように地面に下ろすようにして、歩く。