継続登攀の意味 登山用語

継続登攀(けいぞくとうはん)

継続登攀とは、ひとつのピークを登って下り、そのまま別のピークを継続して登攀するスタイルのことをいう。通称パチンコとも言われている。

継続登攀で世界的に名を知らしめた、アルパインクライマーの横山勝丘は、2008年に日本国内の冬山で継続登攀を行い、そのまま、標高2,000mあるアラスカの大岩壁のクライミングに持ち込み、世界のクライミング界に衝撃を与えている。2010年には岡田康とともに北米のマウント・ローガン南壁の初登攀が評価され、優秀なクライマーに送られる第19回ピオレドール賞を受賞している。

横山勝丘は学生時代に山岳部に所属し、フリークライミングを始めている。フリークライミングの経験だけではなく、重い荷物を背負って登攀できるアルパインクライミングに耐えられることが海外でも通用すると語っている。また、パチンコスタイルの楽しさは、地図を広げてどこの山を継続して登っていくか、という楽しさがあるともいう。