ゲイターの意味 登山用語

ゲイター

ゲイターとは、靴の上口あたりから足首あるいはひざ下までを覆う事ができる、登山用のスパッツのことである。本来の目的は雪パンツの裾から入ってこないようにするためのものである。

足首〜ふくらはぎ辺りまでのタイプをショート、ひざ下までのタイプをロングという。雪山登山の場合、雪が靴やパンツの裾に侵入してくると濡れて冷えることから体力を奪う可能性もある。また、アイゼンも装着することもポイントとして選ぶ。耐久性(アイゼンの刃が引っかかっても破れないこと)、撥水性(雪で濡れないこと)、透湿性(撥水性のものは蒸れやすいため)、着脱の容易さ(手袋つけたまま装着できること、時間を節約できること)、がポイントになる。

ゲイターにはひもがついており、靴底にかけて着用するようになっており、またフック付の物は、靴紐に引っ掛けることができる。ファスナー式とマジックテープ式があり、最近はマジックテープ付のほうが着脱が容易である。なお、ショートはトレイルランニング等用に開発され、靴の中に小石が入るのを防いだり、藪の中で下草で足首を切るのを防ぐのが目的とされる。