ケブラーの意味 登山用語

ケブラー

ケブラー(Kevlar)とは、アラミド繊維のことで、アメリカのデュポン社によって開発された化学繊維である。これが開発されたのは1960年代であり商品化されたのは1975年のことである。

ケブラーはデュポン社の商標であり、化学名はパラ系全芳香族ポリアミド繊維と呼ばれ、電気製品、自動車産業、安全防護衣料など幅広く使われている。ケブラーの特徴は、ナイロン・ポリエステルの約2倍の引張強度、高い弾性性、耐熱性、耐寒性、自己消化性、切創抵抗(傷に強い)などである。鉄より強いとも言われている。傷に強い(刃物に強いということ)という特性もあることから、防護服(防弾チョッキなど)に使用されている。

また、作業用手袋も生産されており、ケブラー手袋として売られている。ケブラーは単独で使用されることは少なく、ポリエステルなどの繊維と合わせて使われ、アウトドアにおいては、テント、ザック、手袋、ビレイぐロープ、アウターウェアなどにも使用されている。