行動食の意味 登山用語

行動食

行動食とは、行動中や小休止の時に、登山に消耗するエネルギーを補うで体力が低下するのを防ぐ事を目的とし、「食事」とは異なる。行動食は1回に多く食べるのではなく、こまめに食べるのがよい。この時、行動食に向いている食べ物は「糖質」を中心に摂取する。

糖質はエネルギー転換への即効性があり体内で持つのは1〜2時間とされる。脂質は即効性はないが腹持ちがよく耐寒性がある。たんぱく質は即効性はないが筋肉と血液を作る。クエン酸は疲労回復によい。糖質は果物類などの果糖は砂糖よりもエネルギー転換が3倍も早い。脂質はチーズやチョコレート、ナッツ類である。たんぱく質はドライソーセージなどである。クエン酸はすっぱいもの(梅干し、レモンなど)である。

これらの特徴をもつ食べ物ををうまく組み合わせて、疲れを感じる前に、こまめにエネルギー補給していく。なお、腐りにくくてかさばらないものを選び、すぐに取り出して食べられるようにしておくとよい。