ゴーロの意味 登山用語

ゴーロ

ゴーロとは、大きな石や岩がゴロゴロといっぱいあるところをいう。石や岩の大きさはさまざまで、小さいものから数メートルを超える大きさの岩もある。古くは「ごうろ」ともいい、これがなまって「ごうら」「ごろう」「がわら」に呼ばれている所もある。

西丹沢のゴーラ沢、箱根の強羅、野口五郎岳(標高2924m、富山県と長野県の県境)、黒部五郎岳(標高2840m、富山県と岐阜県の県境)など、その様子がそのまま地名に使われているところもある。強羅(ごうら)も、五郎(ごろう)も当て字であり、深い意味はない。野口五郎岳の場合、長野県大町市の集落「野口」にあることから野口五郎岳と呼ばれ、黒部五郎岳は、黒部村にあることから黒部五郎岳と呼ばれている。

このゴーロでは、安定していない岩もあり、また動きが予測がつかないので、石の上にのると滑ったり、バランスを崩して転倒したりすることもあり、斜面のある場所では落石の可能性もあるので十分注意する。