コッヘルの意味 登山用語

コッヘル

コッヘル(ドイツ語:Kocher)とは、小型で軽量でコンパクトに持ち運びできるよう開発されたアウトドア用のお鍋一式のことをさす。ガスバーナーにセットして使うことを想定して設計されているため、丸型のお鍋が多く、取っ手部分は折りたためるようになっており、大きさの異なる大中小のお鍋を重ねて収納できるようにもなっている。

材質は、ステンレス製、アルミ製、チタン製があり、メーカーのコンセプトに応じた材質が採用されているが、最近はステンレス製にテフロン加工されているものが主流で、使用後の手入れのしやすさ、焦げ付きにくいこと、熱くなりにくいことから、またメーカーと金物製造メーカーの技術により薄型のステンレス製が出ている。特に登山者の場合は少しでも荷物を軽くするために、軽量でかつ手入れがしやすいものが選ばれている。国内外のメーカーからさまざまなものが出ている。

なお、コッヘルはクッカー(英語:Cocker)と同じであり、現在はクッカーと言われるほうが多くなってきている。