アーベントロートの意味 登山用語

アーベントロート

アーベントロート(ドイツ語:Abendrot)とは、夕焼けのことである。夕日をうけて雲が赤く染まる様子や、高山で見る夕焼けなどがある。Abendは「夕方」、rotは「赤」という意味である。アーベントロートは日常生活の場所で見ることもできるが、山で見るものはまた格別である。

山でアーベントロートを見る場合は、稜線沿いなどにある山小屋あるいは山小屋のテント場でテント泊すると、お天気が良ければ見ることができる。一方、朝焼けのことをモルゲンロート(ドイツ語:Morgenrot)といい、Morgenは「朝」、rotは「赤」という意味である。山で山小屋泊あるいはテント泊をしたときに、モルゲンロートを見ることができる。アーベントロートは日が沈み夜を迎え、1日の終わりを意味するのでどこか寂しさを感じさせる。モルゲンロートは日が昇り明るい1日が始まるので、1日の始まりとともに元気さを与えてくれる力がある。

格別に美しいモルゲンロートは『アルペングリューエン(ドイツ語:Alphengluehen)』と言われることもある。Alphenは「アルプス」、gluehenは「赤く燃える」という意味である。