ザ・ノース・フェースの意味 登山用語

ザ・ノース・フェース

ザ・ノース・フェース(The North Face)とは、1968年、アメリカのサンフランシスコでダグ・トンプキンスによって設立された。やがてスリーピングバッグ(寝袋)を「最低温度規格表示(最低何度まで快適に使用できるかという表示)」を明記して発売したことで、消費者の信頼を獲得するきっかけとなった。

1970年代初めには、バックミンスター・フラーの提唱する「ジオデシック」「テンセグリティ理論」という研究結果を取り入れた、世界初のドーム型テント「オーバルインテンション」を開発している。このテントは1976年のイギリス・カナダ合同隊によるパタゴニア遠征で採用され、時速200kmの暴風でも吹き飛ばされず耐えたという出来事があり、急速にドーム型テントが普及している。

1976年には「パックマジック」という史上初のフレームサックを発売し、フィールドで自由に行動できるとして当時のバックパックブームに歓迎された。1985年には「マウンテン・ジャケット」と発売している。2008年に創業40周年を迎え、過去のベストは今のベストではない、として常にベストの機能性を追求している。