サバイバルフーズの意味 登山用語

サバイバルフーズ

サバイバルフーズとは、オレゴンフリーズドライ社が、フリーズドライ加工食品とクラッカーの備蓄食を、長年にわたって開発してきた技術でもって製造し、25年間の長期にわたって品質が劣化することなく保存できる非常食である。

NASAのアポロ計画の時から提供している。通常の非常食は保存期間が3〜5年なのに対し25年も保存できる理由は、水分の最大98%を除去する高度なフリーズドライ技術に加え、窒素充填や脱酸素剤を封入することで酸素を98%除去しているからである。合成保存料は一切使用していない。

実際に、同社で実験しており、30年間保存した食品を検査し、問題がないことを確認している。オレゴンフリーズドライ社のフリーズドライは、完全な調理品をフリーズドライ加工しているため、栄養バランスが取れていて、おいしいと言われている。缶に入っているので、中身をお鍋などに移してお水やお湯をかけて戻すだけで食べられることから、アメリカ軍はもちろん、登山隊でも採用されている。

なお、オレゴンフリーズドライ社の工場には、米国農務省の検査官が常駐しており、厳選な素材選び、品質管理が行われているという。アメリカのメーカーであるが、洋風雑炊シリーズなど日本人好みの味もある。