サムホールの意味 登山用語

サムホール

サムホールとは、袖口部分に穴が設けられており、親指を通せるようになっている。袖口が長めになっていて手の甲あたりまでくるようになっており、フィンガーレスグローブのような役割も兼ね備えている。

たとえば、モンベルでは「クリマエアジャケット」という商品シリーズは中間着であり、毛足が長いフリースに、袖と脇部分には伸縮性をもたせてあり、指部分にはサムホールを設けている。サムホールがあるおかげで、袖がずり上がるのを防ぐこともでき、その上から登山用手袋をはめるとさらに暖かいというメリットがある。サムホール部分に親指を出していると、袖とつながっているので腕を伸ばしたときなど布が突っ張るので、窮屈に感じる場合もある。(そういう時はサムホール部分を袖口の中に織りこんで、サムホールなしのものと同じように着ればよい。)

ただ、このサムホールのある服をグローブなしで自転車に乗った時、自転車の構造上、サムホール部分から風が効率よく袖の中に入ってきて、わきまで風が届くので、かえって体を冷やしてしまう場合もあり、用途に応じて使い分けるのが良さそうである。