山岳救難信号の意味 登山用語

山岳救難信号

山岳救難信号とは、山岳地帯で遭難した時に救助を求めるために国際的に使われている救助信号のことで、この救助信号は音・光・無線などで知らせる。

遭難者が救助を求めるとき、「救難信号」を1分間に6回信号を送り、1分間休止したあと、ふたたび繰り返すものである。近くにいる人で気がついた人は「応答信号」を1分間に3回発信(または点灯)し、1分間休止する。遭難者が航空機に対して救助を求める場合は、両手をYの字に開いて静止する。遭難者がSOS信号を発信する場合、無線電信(モールス符号)を「・・・ --- ・・・」と打つと、アルファベットに転換してSOSを表わす意味になる。

無線電話の場合は「メィディ(Mayday)」を3回繰り返す。近くを通過しているヘリコプターに救助を求める場合は、片手に雨具などを持ち、上空に大きく円を描くように振る。ヘリの乗務員が確認できるまで近付いたら、手ももっている雨具などを体側に沿って上下に降る、などがある。夜間は声がしても見通しがきかないので、ライトをつけるなど点灯するほうがいい。