山座同定の意味 登山用語

山座同定(さんざどうてい)

山座同定とは、現在いる位置から展望できる山の名称を、地図やコンパスなどを使って明らかにすることをいう。登山においては山頂から、コンパスなどを駆使して正しい方位を割り出し、それを地図に落とし込んで、目標となる山岳の名称を割り出すことを指していた。

趣味として広まるようになると、平野部から山座同定することもでてきている。山座同定の方法で最も簡単なものは、山容から山名を割り出す方法である。見る角度によって山容が異なり、似たような山が連なっていることもあるので、常用することは難しい。他には水平測定や垂直測定などがある。いずれも地図とコンパスを使用する方法である。

現在はコンピューターを駆使して山座同定できるソフトがでており、カシミール3Dもその一種である。さらには携帯電話のGPS機能とカメラ機能を使用して、山座同定できるアプリが出ている。これは位置確認というより、山座同定を楽しむためのアプリという感じであるが、結構楽しむことができる。