ザンバランの意味 登山用語

ザンバラン

ザンバラン(Zamberlan)とは、1929年、イタリアでジュゼッペ・ザンバラン(Giuseppe Zamberlan)によって設立された、登山靴を専門とするメーカーである。当時の登山靴は、革靴に靴底は鉄の鋲を打ちこんだもので、険しい山岳に対応しきれていなかった。

ヴィッターレ・ブラマーニ(Vitale Bramani、のちのVibramの創始者)とゴム底ソールの共同研究しながら靴作りを行った。現在主流である、登山靴のゴム底は、彼らが基礎を築いたのである。ザンバランは、イタリアの自社工場では、高所用ブーツ、革製のトレッキング、ハイキングブーツを生産しており、海外工場ではハイキングシューズ、アプローチシューズを生産している。

現在でも自社工場では熟練した職人たちの手によって仕上げられており、一環して高性能の靴を生産し続けており、その精神は3代目、ザンバランの孫たちによって引き継がれている。なお、1967年には日本人向けに「フジヤマ(FUJIYAMA)」というシューズを開発しており、現在でもこのモデルは生産されている。