アックスの意味 登山用語

アックス

アックス(英語:ax)とは、冬山登山において雪や氷のある場所を登攀するための道具である。小型のつるはしのような形状をしており、登山の補助、バランス取り、足場作り、支点確保、滑落停止などで使用する。

ピッケル(ドイツ語:Eispickel)、ピオレ(フランス語:Piolet)とも呼ばれるが、最近ではピッケルよりアックスと呼ばれるほうが多くなっている。アックスには縦走用とアイスクライミング用の二種類があり、シャフト(柄)の形状や長さが異なる。縦走用のアックスは、シャフトがややまっすぐになっており、長さは55cmからとなっている。近年ではアックスが長すぎても使えないことから、短めのアックスが良いとされる。

アイスクライミング用のアックスは、氷壁に引っ掛けやすいよう、シャフト部分がカーブしている。アイスクライミング用のアックスは、更に進化させたものでアイスバイルと呼ばれるものがある。これもアックスの一種なのである。