シームシーリングの意味 登山用語

シームシーリング

シームシーリングとは、縫い目をシリコン系テープなどで覆うことを意味する。「シーム」は縫い目、「シーリング」はシールのように密閉するという意味である。ウェアやテントなどアウトドアで使用するものは、メーカーによってシームシーリングが施されているが、縫いっぱなしのままシームシーリングが施されていないテントもあったり、古くなってきてすでに施されてあったシームテープが剥がれてくる場合もある。

シームシーリング用の材料が各メーカーから発売されており、「シームテープ」「シームシーラー」「シームグリップ」などがある。「シームテープ」はテープをシームの上にのせてアイロンで接着するもの。「シームシーラー」は先がロール上になっていてテープでは難しいコーナー部分に適している。「シームグリップ」は液体タイプで、刷毛で塗っていくもので、乾燥時間が長くなる場合もある。シームテープ接着のためアイロンを使う際、化学繊維素材は高熱に溶けてしまうので、温度を上げ過ぎないよう注意する。