シエラの意味 登山用語

シエラ

シエラ(スペイン語:sierra)とは、スペイン語で「積雪のある」という意味である。スペイン南部のアンダルシア地方にシエラ・ネバダ山脈(Sierra Nevada)があり、最高峰のムラセン山(Mulhac?n)は標高3478mである。

ヨーロッパで最も最南端に位置するにも関わらず、標高があるおかげで一年中雪があることから、スキーリゾート地としても有名である。アンダルシア地方には有名なアルハンブラ宮殿があり、アルハンブラ宮殿の背景に雪を抱いている高い山があったら、それがシエラ・ネバダ山脈である。

そして、つづりも読み方も全く同じシエラ・ネバダ山脈がアメリカのカリフォルニア州東部にもある。アメリカのシエラ・ネバダ山脈の最高峰はホイットニー山(Mount Whitney)であり、標高は4,418mである。こちらではシエラ(sierra)は英語でのこぎりのような形をした山脈という意味で使われている。スペインのシエラ・ネバダ山脈に形が似ていることから、同じくシエラ・ネバダと名付けられた。