シェルターの意味 登山用語

シェルター

シェルターとは、避難壕のこと。浅間山、草津白根山、阿蘇山などの火山活動が活発な山域では、万が一の時にそなえて避難できるようシェルターが設けられている。

浅間山は現在でも時々小規模噴火しており、少し溶岩流を噴出するときもあり、火山灰を噴出することは常である。火山性地震が観測されたときは噴火の予兆なので入山規制がかかるが、それでも前兆なしに突然噴火する可能性もあり、浅間山には至るところにシェルターが設けられている。

ただ、火山灰や溶岩の場合にはシェルターに避難することで、一時的に凌ぐことができるかもしれないが、溶岩流が流れ出したらまず助かる見込みはない。

なお、シェルターは噴火に備えての緊急避難小屋なので、止まることや幕営は禁止されている。なお、シェルターの形は、コンクリート製であったり、ドラム缶を大きくしたようなものだったり、山小屋のような避難小屋だったりとさまざまで、浅間山本体から離れたところに設置されている。