ジッヘルの意味 登山用語

ジッヘル

ジッヘル(ドイツ語:sicher)とは、ドイツ語で「確保する」という意味。最近では「確保」または「ビレイ(belay)」を使うのが一般的になっている(以降、ビレイとする。)

ビレイとは、墜落を防ぐために、ロープや器具などを使って安全対策を行うことである。登山においてもクライミングにいても、まず自分自身で安全確保することが大事になる。このことを「セルフビレイ」という。次にどのような方法でビレイを行うかということを「ビレイシステム」という。ビレイ方法を選択したら、実際に確保支点を取ることを、「ビレイポイント」という。

ビレイは主にクライミングで使われることが多いが、登山でも、ピッケル等を使ってセルフビレイすることがある。なお、日本ではドイツ語、フランス語、英語などの登山用語が入り混じっているが、国際社会では外交舞台でも英語が共通語として使われているように、登山者やクライマーが海外遠征して他国の登山者やクライマーと組んで高所登山やクライミングを行うようになり、日本でも使っているように使うと通じない、ということもあり、最近では英語を使う流れが出来上がりつつある。