シモンの意味 登山用語

シモン

シモン(Simond)とは、1820年、フランスでSimond家によって設立された、登山用具メーカーである。

1820年代、Simond家は何人かの兄弟がおり、彼らは鍛冶屋や水晶採取の仕事をしていた。最初の探検家がモンブラン山脈を訪れたとき、Simond兄弟に登山に必要な道具の製作を依頼したのが始まりである。1860年代になると、たくさんの登山者がシャモニ渓谷にやってくるようになり、Fran?ois Simondは本格的に、ピッケル、アイゼン、リュージュ(そり)、スキーなどの生産を始めた。

最初は小さい鍛冶工場であったが、鍛冶と木工のエキスパートであり、鍛冶と電気の技術をもっており、そして登山客という顧客により、これが現在のシモンの基礎となり、世界的に卓越した技術・品質をもつメーカーとして知られるようになったのである。以来、Fran?ois Simondの息子や孫たちによって、登山用具作りは引き継がれている。現在はISO9001を取得した工場で、生産をしており、登山用具メーカーとして初めてISO9001を取得したことでも知られている。