シャルレの意味 登山用語

シャルレ

シャルレ(Charlet)とは、1880年にフランスで、ジョゼフ・シャルレ(Joseph Charlet)によって設立された、ピッケル専門のメーカーである。2代目はシャルレの甥ジェルマン・シャルレ(Germain Charlet)が継ぎ、木工職人のジェラール・モゼール(Gerard Moser)と共同でピッケルを製造した。

彼らが製造したピッケルはシャルレ・モゼール(Charlet-Moser)と銘された。1980年代になると、シャルレとモーゼルは高齢のため引退し、お店はグルノーブルの農機具会社が買収しピッケルやアイゼンの生産は続けられ、2002年にペツル(Petzl)に買収されている。ペツルのもとで新しいピッケルなどが生産されている。

なお、シモン(Simond)と同じ、フランスのシャモニー渓谷にお店と工場を構えていたと言われ、シャルレかモーゼルのどちらかがシモンから独立したとも言われている。シャルレのピッケルはピックの厚みが薄く、軽量だった。またシュピッツェを丸型にしたり、世界で初めてカラビナを通す穴をヘッドに設けるなどした。