アトラスの意味 登山用語

アトラス

アトラス(ATRAS)とは、1990年、ペリー・クレバーン(Perry Klebahn)によって設立された、スノーシューのメーカーである。1990年当時、ペリーはバイク事故の怪我を負っており、怪我からの回復を助ける手段としてスノーシューを探していたが、当時のデザインにいら立ちを覚えるようになり、自分でスノーシューを作ることにし、スタンフォード大学デザイン工学科での卒業論文の研究対象としたのである。こうして作り上げたスノーシューの特許(40年間)を取得した。こうしてアトラスは誕生したのである。

その後も開発を続け、デュアルタイプのクランポン(アイゼン)や新しいスノーシューを開発し続ける。アトラスは、シェラネバダ山脈やコロラド山脈など傾斜地での使用と前提とした開発を進めてきた結果、さまざまな技術が生み出され、19個の特許を取得している。アトラスのスノーシューはプロ山岳ガイドや、アメリカ軍特殊部隊などで採用されている。山岳地での使用を前提としたアトラスのスノーシューは日本の山岳でも適用できる。