シュピッチェの意味 登山用語

シュピッチェ

シュピッチェ(ドイツ語:Spitze)とは、ドイツ語では先端という意味がある(日本語ではシュピッツェあるいはスピッツとも呼ばれることもある。)ピッケルやストックの先(地面側)についている尖っている部分のことをさす。石突きともいう。

雪山登山では滑落防止のためにアイゼンとピッケルが必須である。この時に最低限の動作として、シュピッチェ部分を常に山側(地面側)に向けておき、雪面と垂直になるようにして持つことである。ただし、ピッケルは杖のようにして使うものではないので、シュピッチェが雪面に触れないようにして持つ。

シュピッチェの使い方のひとつに耐風姿勢を取る時がある。ピッケルのヘッドとシャフトを両手で握り、シュピッチェを体の前の地面に突き、シュピッチェと両足で正三角形を作るようにして立ち、腰をかがめて風に耐える姿勢のことである。もうひとつ、Spitzeというと、ZUGSPITZ(ツークスピッツェ)という山があり、ドイルバイエルン州とオーストリアチロル州の国境にそびえている、ドイツ最高峰の山があり、標高は2962mである。ヨーロッパアルプスの1つである。