シュラフの意味 登山用語

シュラフ

シュラフ(ドイツ語:Schlafsack)とは、アウトドアで使う寝袋のことである。シュラフの中に入っている保温素材をフィルといい、このフィルの種類や量によって、夏用、三期用、厳冬期用の3タイプに分けられる。

またシュラフにも様々な形があり、レクラミングラー型(封筒型)、マミー型、ラップ型といったタイプがあるが、山で使うにはコンパクトにまとめることができるマミー型がおススメである。夏用のシュラフは外気温(最低気温)が5〜10度の時、三期用は外気温がマイナス5度〜5度の時、厳冬期用はマイナス20度以下の時、と表記されている。実際に選ぶ時には表記されているシーズン名ではなく、表記されている外気温を参考にするとよい。

なぜなら人によって適するものが異なるからである。フィルもダウン(羽毛)と化学繊維の2タイプがあり、ダウンは保温性に優れ、コンパクトになるが、夏期には向いていない。寝汗をかく人は化学繊維がよい。厳冬期はダウンではないと外気温に対応できない。またシュラフと一緒に、マット(シュラフの下に敷くもの)やシュラフカバー(シュラフの外側にかけて結露による冷えなどを防ぐ)もあるとよい。