白馬三山の意味 登山用語

白馬三山(しろうまさんざん)

白馬三山とは、長野県から富山県にまたがる、白馬岳(標高2,932m)、杓子岳(標高2,812m)、白馬鑓ヶ岳(標高2,903m)の三山をまとめて白馬三山と呼ばれている。

白馬岳は後立山連峰の最高峰である。白馬三山を縦走することもでき、「猿倉→白馬尻小屋→白馬大雪渓→白馬山荘→白馬岳→白馬山荘→杓子岳→白馬鑓ヶ岳→白馬鑓温泉小屋→猿倉」というルートが一般的で中級者であれば登山できる。途中、白馬大雪渓付近では、アイゼンを持っていれば大雪渓の上を歩いていくこともできるが、アイゼンなしの場合は大雪渓に設けられた迂回ルートを歩く。

猿倉では登山届の提出を求められる。上級者であれば、白馬三山縦走に加え、不帰キレット(日本三大キレットの1つ、難所)を超えるルートも設定できる。この場合、栂池自然園から入り、小蓮華山を目指し、白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳を縦走し、村営天狗山荘に向かい、不帰キレットを超え、唐松岳、八方池で下山する。どの山岳も初夏〜夏は高山植物が咲き乱れていて登山を楽しむこともできる。