シングルロープの意味 登山用語

シングルロープ

シングルロープとは、1本のロープだけを使うことをいう。太さは9mm〜11mm、長さはさまざまであす。ロープにはダイナミックロープとスタティックロープの二種類があり、クライミングでは伸び率があるダイナミックロープが使われる。

スタティックロープはレスキューなどプロフェッショナルが使う。ロープの安全基準は、UIAAによって定められており、メーカー各社は自社の製品をテストするのはもちろんのこと、UIAAが定める基準をクリアしなくてはならない。

テストはスダンダードフォールテストと呼ばれ、落下係数1.77/おもりの重さ80kg(ハーフロープは55kg)という条件で行う。おもりが落ちた時の衝撃値(インパクトフォース)、耐墜落回数、伸び率などが計測される。これらはロープの購入時にスペック表に表示されているので、それを見て選ぶ。機能表示がないロープは対象外である。ロープとビレイデバイス(確保器)を適切に使用し、ロープがビレイデバイスから30〜50cm少し流れて止まることで、ロープがバネのような働きをすることで、クライマーの安全性を確保できるのである。