水準点の意味 登山用語

水準点

水準点とは、測量に用いる際に基準とする標高点のことである。国土地理院が管理する「○等水準点」と、地方公共団体が管理する「○級水準点」がある。すべての測量において基準となる、『日本水準原点』は、東京都千代田区永田町の国会庭園内に設置されており、東京湾平均海面上24.3900mを原点数値としている。

そして国土地理院が管理する水準点は、測量当時の国道や街道沿いに約2km間隔で、柱石または金属標が設置されている。『基準水準点』は日本水準原点に次いで重要なものであり、一等水準点網から離れた、地盤が強固な山や丘陵地で、道路から離れたところに設置されている。

水準点網の再測量における基準点とされている。水準点網とは、水準点は、基準・一等・二等・三等水準点と合計約22,000点に及び、これらを辿る形で水準測量が行われることから、この路線網を水準点網と呼ばれている。水準点は地表に設置されていることが多いが、これを破壊したものは2年以下の懲役または100万円以下の罰金刑に課せられる。